【アートセラピー・感想】心の底で希求しているゆるやかで穏やかな日常

(※感想はご本人の許可を得て掲載しています。)


2度目のコラージュセラピーは、前回(2014年の冬)と同じく「なりたい自分」を貼り合わせる2時間半。


前回は、カラフルなひまわりや、虹、満月、花など、明るく華やかな作品だった。

今回は、台所やワーキングスペース、二人掛けのソファーに、2つ並ぶダイニングチェアなど、暮らしを切り取った写真ばかり。


共通するのは男女のkiss写真。前回はジョンレノンとオノヨーコで、今回は老齢の男女。


同棲を始めたばかりの前回と、結婚したばかりの今回の自分にとって、軸となるのはパートナーの存在なのだと改めて認識できた。


軸は変わらないが、漠然とした未来のイメージから、具体的な生活風景へと、手にしたいものが変化してきたのかもしれない。


今回と前回とを並べてみると、「落ち着き」や「穏やかさ」を感じ取れる今回の作品の方が確かにしっくりくる。


面白かったのは、講座の初めに「今の自分」を貼り合わせたとき、風景の中に1人(ひとつ)ポツンと在る写真ばかりを選んでいたこと。

貼っている時には、「この作品なかなかいいなぁ、これがなりたい自分のような気がする・・・。」なんて思っていた。


自立、自活、個、孤独・・・そんな言葉がたくさん浮かんでいた。


けれど「なりたい自分」に取り組んだ結果は、驚くほど「ふたり暮らしの風景」を散りばめていた。


自立せねばならぬと肩に力の入った今の自分と、心の底で希求しているゆるやかで穏やかな日常とのギャップに、愕然とした。


足元ばかりに目を凝らして疲れ果てていた近ごろだけど、やっと目指す頂きが見えて、顔があがり肩の力が抜けた気がする。


今日からは、この「くつろぎ」や「やすらぎ」を感じられる作品を部屋の特等席に貼ろう。


それを毎日眺めながら、これまで以上に、日々の暮らしを大切にしていこう。

アートセラピーは、こころのアライメント(調整)にぴったりの講座だと思う。

期間をあけて、また同じテーマのアートセラピーに取り組んでみたいと思う。


2016年5月10日・参加者


★次回のアートセラピー[第16回]は 6月11日(土) 16:30~

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